BARAKA歌詞の世界、続いてはBARAKAの代表曲の一つButterflyです。
最近BARAKAを聴いている方は、このベストアルバムのButterflyのアレンジに、「おや!?」と思ったかもしれません。イントロが不思議な展開ですよね。
この曲、実は(今や幻の?)デビューアルバムに入っているのですが、その頃はむしろこのアレンジメインでした。聴ける方は是非とも聴き比べてみてください。
さて、歌詞を見てみましょう。最初の歌詞に出てきますが、「蝶が海を越える」というのがこの曲の原点になっています。秋になるとカナダからメキシコ湾を越えてメキシコに渡るという驚きの蝶、オオカバマダラ(そして春にはまた戻る!)の生態に魅せられ、この曲につながったのだそうです。その移動距離、なんと3000キロを超えるというから本当にびっくりですね。
なお、実はこのような蝶、日本にも生息しているそうです。アサギマダラという種類ですが、夏場は八ヶ岳など標高の高い涼しい山岳地帯に生息し、秋から冬になるにつれて、九州、沖縄、さらには台湾にまで移動するそうです。その移動距離も2000キロを超えるそうです。
因みに、海を渡る蝶といえば、BESTアルバムでもある「ATLANTIC」のジャケット写真がまさにそのイメージですよね。にもかかわらず、このBESTアルバムにはButterflyは収録されていない、って気づいていました?(笑)
ということで、歌詞をご堪能ください(日本語訳は下に)
Butterflies fly across the ocean
As a matter of course
They have no fear or doubt
What about us
We hesitate and we are lost
I wonder what we have
That is worth protecting
Butterflies fly across the ocean
When they are tired, they rest on waves
Test your wings, Don’t set your limit
Test your wings, Don’t set your limit
Butterflies fly across the ocean
They know where they must go
What about us
We’ve got to find the real meaning of life
Most people never escape the cocoon
蝶は海を越えるという
それがあたりまえだというように
彼らには恐れや不安はない
はたして我々はどうだろうか
時にためらい時に迷ってしまう
守るに値する大事なものが
本当にあるのだろうか
蝶は海を越えるという
疲れたときは波の上に羽を休めて
自分を試してみるといい
限界なんてないんだ
自分を試してみるといい
限界なんてないんだ
蝶は海を越えるという
彼らは知っている
どこに行けばいいのかということを
人は生きるということの
本当の意味さえ知らない
まだ繭から抜け出せないでいるんだ