7月のライブ延期のお知らせ

残念ながら、7月のライブは延期とさせていただくことになりました。振替日は、決まり次第お知らせいたします。BARAKAのステージを安心して楽しんでいただける機会が少しでも早く訪れますよう、メンバー、スタッフ一同、心より願っております。

《延期となったライブ》
▪︎7月2日(木) 京都 都雅都雅 ※10/15に延期
▪︎7月3日(金) 津山 地味庵 ※10/16に延期
▪︎7月4日(土) 高松 Gethall
▪︎7月5日(日) 名古屋 Breath
▪︎7月18日(土) 館山 ひふみ養蜂園

ライブ延期のお知らせ(その3)

BARAKAの今後のライブについての、再度のお知らせです。

残念ながら、以下のライブを延期させていただくこととなりました。振替日は改めてお知らせいたします。BARAKAのステージを安心して楽しんでいただける機会が、少しでも早く訪れますよう、メンバー、スタッフ一同、心より願っております。

《BARAKA GIGS》延期
5月23日 桜新町 Neighbor
6月13日 水戸 コルテス
6月14日 佐原 土蔵前コンサート
6月20日 烏山 Music the World in 烏山
7月4日 高松 GET HALL 

BARAKA歌詞の世界(18)Sand Sculpture

いよいよ、ご紹介する歌詞もあと2曲。今回は日本語の歌詞であるSand Sculptureです。
ファーストアルバムの2曲目に収録され、その後、5枚目で英語の歌詞に、その後はある曲との組み合わせでインストへと変貌を遂げている曲ですが、歌入りベストでは敢えて日本語版が登場。
さて、その歌詞ですが、読んでいただくとわかる通り、難解です。タイトルは「砂の彫刻」というのが直訳ですね。鳥取にある「砂の美術館」には多数の砂像(砂の彫刻)が展示されていますが、ここで歌っているのは、もう少し素朴な、歌詞の中にもある「砂の器」ということでもいいかもしれません。
さて、歌詞の中身を見てみましょう。「繰り返し」「作り 壊し」というのは、後にでてくるような浜辺での砂遊びをイメージさせますが、それが「危ういバランス」「無用のプライド」となると、いったい何か。それを見極める?暴く?さらには「イコン」、「Collusion(共謀)」「Hypocrisy(偽善)」といった単語まで並びます。なんとなく、見せかけだけのまがい物、見せかけの善意といったものに対する警鐘のようにも感じられますね。砂上の楼閣、なんていう言葉も浮かんできます。
その一方で、唯一「本物」と捉えているのが、子どもが作った砂の器。本来、砂の器が本物であるはずはないのですが、それを紛れもなく「本物」と断言しています。表面的な出来上がりを見るのではなく、その過程、邪念もなく、ただ一心に作り上げられたもの、ということで「本物」ということなのかもしれませんね。
あ、少し話逸れますが、「一心」ともいいますが、「無心」ともいいますね。この辺りの関係については、興味ある方は調べていただければと思いますが(単にそれをうまく説明できるだけの筆力もないし知識もないから、なのですが(^_^;)、簡単に言うと、一心こそが無心?という話を聞いたことがあります)、BARAKAの楽曲、そして歌詞に、「一心」であり「無心」な世界を強く感じませんか。

Sand Sculpture

限りない 繰り返し
作り 壊し また始まる
尽きない 危うい バランス
Ah 歪んだ 無用のプライド

誰がそれを見抜くか
誰が見極めるか
誰が何を暴くか

果てしない 繰り返し
動き 止まり また始まる
虚に佇む イコン
Ah 消え去る 醒めた
Collusion and Hypocrisy

浜辺で遊ぶ 子どもたちの手に
砂の器が きらめいている
驚くほどに 形は揃い
それは紛れもなく 本物なのだ

誰がそれを見切るか
誰が見定めるか
誰が何を捌くか

Sand Sculpture

とめどない 繰り返し
生まれ 眠り また始まる

誰がそれを見抜くか
誰が見極めるか
誰が何を暴くか

Sand Sculpture
Sand Sculpture

BARAKA歌詞の世界(17)Dawn in the Jungle

歌詞の世界もいよいよ大詰め、あと3曲となりました。
で、今回お届けするのがDawn in the Jungle。この曲はデビューアルバムで日本語版、その後、Maxi Singleの中でインストになり(これがまた大胆なアレンジ)、5枚目で英語版に変化していきました。
曲としてはとにかくドラマチックな展開ですね。Zeppelinの天国への階段というか、パープルのチャイルド・イン・タイムというか、バラード風からの荘厳な展開を持った曲ですが、さらに変拍子まで入ります(その意味で、これらの名曲と比較するのは安直かもしれません。すみません)。
で、今回は歌詞に注目をするわけですが、この歌詞がまた深いというかとにかく壮大ですね。
あ、以下の「一つの解釈」を読む前にぜひ歌詞そのものを読んでみてください(英語歌詞の下に日本語訳があるのはいつも通りです)。
お読みいただけましたか。
さて、この歌のテーマは何か、というと、うーんなんでしょうか。「人は自然のほんの一部」だということを思い知ろう、とでも言えばよいのでしょうか。
タイトルは「ジャングルの夜明け」ですね。誰もいない、人の手が全く加わっていない未開のジャングル。そこでの夜明け。それまでの絶望的ともいえる静寂を従えていた暗闇に一条の光が射し、すべてが美しく輝く瞬間。この圧倒的な景色の前に、人間という存在とは一体何かを問うているようです。それに対する直接的な答えは示されていませんが、魂の深淵から湧き出る「声」を聴こう、と呼びかけています(このサビは本当に印象的ですね)。それによって「自然の神秘を取り戻そう」と。何かを忘れてしまった現代人に対する大いなる警告とも取ることができそうです。その何かとは……。
因みに、デビューアルバムの日本語版の歌詞も、ほぼ英語の歌詞と同じ流れなのですが、日本語版にのみ存在する重たい一節があるんです。それが「自由という名の束縛」という一節。自由と束縛、本来は相反する2つですが、その一方、私たちが普段「自由」だと思っているものは、実は「牙をなくし」「爪をおられた」自由だと言っているように感じます。さてそれは一体どういうことでしょう。

直接関係しないかもしれませんが、最近NHKで「欲望の時代の哲学」という番組をやっていました。マルクス・ガブリエルというドイツの哲学者が、現代社会をどう見るか、といった内容なのですが(かなり端折っています)、その中で「人間は本来自由の感覚・意思をもっているのに、資本主義や経済といったものが自由に影響を与え、欲望の奴隷と化した」という議論が出てきました。欲しいものが何でも買えるのが自由、欲望が何でも満たせるのが自由、というのは実は作られたまがい物の「自由」で、その「自由」に束縛されているのではないか、というのが番組の言いたいことのように感じました。そして、この番組を見ながら、この曲の「自由という名の束縛」というフレーズが何度も巡りました。

さらに横道にそれますが、その時に同時に思い出したのが、カナダのRUSHというバンド(3人組ですね。BARAKAは海外では「日本のRUSH」と呼ばれたりもします)の名曲Freewill(自由意志)の中の「If you choose not to decide, you still have made a choice」(何も決めないということもあなたの一つの選択だ)という歌詞。現代では常に「決める」ことを追い求めすぎていますが、そこから一歩引くのも本来の自由意志ということでしょうか。
さらにさらに横道にそれると、それってくまのぷーさんがクリストファーロビンに「何してるの?」と聞かれた時の名セリフ「何もしないことをしてるよ」にも通じるような。んー、ここまでくるといくら何でも脱線が過ぎますね(笑)。

すいません、ついつい長くなってしまいました(が、まだまだ書き足りないくらいだったり(笑)するくらい、深い歌詞です)。あとは皆様でじっくり味わってみてください。


Dawn in the Jungle

Breaking the silence without sounds
The light is rushing with the wind of space
It must be the most beautiful ritual
The light is coming with a promise of perfection

Breaking the darkest dark
A new day is born
I shiver with fear, the air cuts like a knife
I can’t help it, I am on my knees

The throbbing pain to survive
Echoes in the forest
Telling me the truth
Leading me to the place

“You, human, you are just a part of Nature”
I heard the word of the wind
The reach my mind
I stand up on my feet

My inner man is burning
It’s time to release the long-lost wild
Telling me the truth
Leading me to the place

Listen to the voice
Listen to the voice
Voices deep inside

Losing fangs just to bite
Trimming claws not to fight
Being tamed like a sheep
Being born behind bars

Get it back, get it back
Get the nature energy back to us
Telling me truth
Leading me to the place

Listen to the voice
Listen to the voice
Voices deep inside

 

静寂の扉を音もなく押し開けて
宇宙を従えた光が風を映す
この世で最も美しい儀式
光は完全なる約束と共にやってくる

深い闇を割いて夜明けが訪れる
肌を震わす張りつめた空気
跪かずにはいられない

生きるための疼きが
森の中でこだまする
真実を告げよ そこへ導いてくれ

“人は自然のほんの一部なのだ”
無言の圧力に思い知らされる
言葉は胸を刺し俺は立ち上がる

無意識の底でくすぶり続ける
野生を取り戻せ
真実を告げよ そこへ導いてくれ

「声」を聴け 「声」を聴くんだ
魂の深淵から湧き出る声を

牙をなくしたまま
爪を折られたまま
飼いならされたまま
生まれながらに隔離されてる

自然の神秘を取り戻せ
真実を告げよ そこへ導いてくれ

「声」を聴け 「声」を聴くんだ
魂の深淵から湧き出る声を

ライブ延期のお知らせ(その2)

BARAKAの今後のライブについてのお知らせです。残念ですが、以下のライブを延期とさせていただくことになりました。振替日は、改めてお知らせ致します。BARAKAのステージを安心して楽しんで頂ける機会が、少しでも早く訪れますよう、メンバー、スタッフ一同、心より願っております。

《BARAKA GIGS》延期
▪︎4月23日 下北沢 Garden
▪︎4月26日 香取 Woodstock
▪︎4月29日 神戸 Chicken George
▪︎4月30日 神戸 Chicken George
▪︎5月1日    神戸 Chicken George

【4/26 下北沢Gardenのチケットをお持ちの方へ】
お持ちのチケットは、振替ライブのチケットとして使用できます。振替日にいらしていただけるようでしたら、そのままお持ちください。振替日は決まり次第、お知らせいたします。払い戻しご希望の方は、お手数ですが barakaprog@gmail.comまでメールでお知らせください。予約されている方にはメールでお知らせ致します。

【4/26 香取Woodstock『KATORI ROCK』のチケット予約をしてくださっている方へ】
個々にライブ延期のメールを差し上げます。

【4/29 4/30 5/1 神戸Chicken George『Prog Chicken』のチケットをお持ちの方へ】
払い戻し方法は、後日Chicken Georgeから発表になります。今しばらくお待ちください。

どうぞ、よろしくお願い致します。

依知川伸一
平石正樹
高見一生

BARAKA歌詞の世界(16)Greatest Folly

4枚目のアルバムに収められていますが、その後は取り上げられることもなく、少なくともここ数年はライブでもやっていないので、ある意味で「目立たない」存在ともいえそうなこの曲。ミディアムテンポで、淡々と進むかと思いきや、最初の間奏部分はがっちり変拍子(ここはハリケーンが脳をふきとばしている場面でしょうか(笑))、という、聞けば聞くほどなかなか味わい深い曲ですが、実は歌詞も…….。
まずはとにかく下にある歌詞(日本語訳もさらに下についています)を読んでみてください。タイトルはまさに訳詞にある通り「愚の骨頂」。テレビでのキャスターの変な質問に頭が混乱してしまう、と、文字通り取ればそんな内容です。
でも、よく考えてみると、そもそもキャスターの質問が変ですし、本当はどうでもいい話。だから、最初はそのやりとりを「愚の骨頂」と言っていたはず。でも、そこから混乱をきたす主人公。そして今度は分からない自分を「愚の骨頂」だと思うようになって、脳が吹き飛ばされていく…。
なんとなく、メディアに対する風刺とも取れなくもないですし、そこに振り回されてしまっている私たちへの警告のようにも取れなくもない…。
まあ、いつもそうですが、皆さんなりに解釈して味わってみてください。


Greatest Folly

I can’t begin to walk
Since I watched a TV show
The presenter questioned the guests
“Which foot do you use for your first step?”

Silly!? The Greatest folly
Silly!? The Greatest folly

I began to think about myself
I realized I have no idea
However hard I try
My feet stop moving

Silly!? The Greatest folly
Silly!? The Greatest folly

Hurricane blows my brain away
Hurricane blows my brain away

I am ashamed of myself
For my lack of memory

I hit upon a good idea
I’ll call my mother
And ask maybe tomorrow


俺は歩き出せないでいる
あるTV番組を見てからだ
キャスターがゲストに向かって聞いた
“どちらの足から歩き出しますか”

バカげてる 愚の骨頂だ
バカげてる 愚の骨頂だ

自分の場合を考え始めると
まったくわからないことに気付いた
どんなにがんばっても
足は動いてくれない

バカげてる 愚の骨頂だ
バカげてる 愚の骨頂だ

嵐が俺の脳をふきとばす
嵐が俺の脳をふきとばす

忘れっぽいのには
自分ながらあきれてしまう…

いい考えがひらめいた
明日の朝おふくろに電話して
聞いてみよう

BARAKA歌詞の世界(15)Strawberry Wine

いよいよこの曲の歌詞の回がやってまいりました、Strawberry Wine。ぜひとも紹介したい歌詞ばかりではありますが、その中でもMUST READって感じの歌詞です。
ライブでもよく演奏されるので、ご存じの方も多いと思います。3枚目のアルバムBharmadのオープニングを飾っています。Single用のショートバージョンも出ています(アルバムAtlanticに収録されているのもそのバージョンです)。
このタイトル、一風変わっていますね。イチゴのワインって何だろう、という気がしますが、そう思って調べてみると最近は国産のいちごワインもあるんですね。
ただし、この歌は、時々ライブで説明もある通り、とあるオタマジャクシのあだ名なんですね。歌詞を読んでいただければ分かると思いますが。そのオタマジャクシの物語です。
自分は特別かな、と思ったけど、なかなかカエルになれない。その間にも友達はカエルになって、あるものはテレビのコマーシャルに出てる、自分は一体何をしているんだろうと焦ったり。そうかと思うと後半は夢の世界に移り、とても幻想的なシーンになります。読めば読むほど深い歌詞ですね。
因みにコマーシャルに出ているカエル、というと、バドワイザーのCMが有名ですね。3匹のカエルが出ていました。あの3匹、BudとWeisとErという名前なんだそうです。どうでもいいですが(笑)。

改めて読んでから聴いていただくと、より深くBARAKAの世界を感じられるのではないかと思います。いつかこの歌詞が童話になることを願いつつ。

Strawberry Wine

There was a tadpole called Strawberry Wine
Because he flushed with excitement
He was young and sprightly

He didn’t want to be a common frog
And believed he was a special one
Strawberry Wine looked up at the sky
At the end of 1999

10years later, he was still in the pond
As time went by, he became impatient
One of the classmates, Billy the frog
Appeared in a TV commercial

He was in the depths of despair
He thought he was the only one left behind
Nothing soothed Strawberry Wine
The little forest was full of his cries

I don’t know what to do, what to do
I don’t know what I can do, what can I do?
I don’t know what I should do, what should I do?

Strawberry Wine
Still in the pond
Strawberry wine
Still in the pond
One night he had a dream, a strange dream
A wonderful dream, a mysterious dream

He was floating on an ocean
That he had never seen before
Some dolphins smiled kindly at the Strawberry Wine
He was transformed into a great whale

Suddenly he left the water
And rose straight up into outer space
He was struck by its beauty and shed tears
The teardrops changed into stars

ストロベリーワインと呼ばれるおたまじゃくしがいた
興奮すると赤くなったから
彼は若く自信に満ち溢れ溌溂としていた

彼は普通の蛙にはなりたくなかった
自分が特別だと信じていた
ストロベリーワインは空を見上げた
1999年の終わりだった

10年経っても彼はまだ池の中
時が経つにつれて焦りを感じるようになっていた
クラスメイトのビリーザフロッグなどは
テレビのコマーシャルに出演していた

彼は絶望の淵に立っていた
たった一人取り残されたんだと感じていた
何物もストロベリーワインを慰めてはくれない
小さい森は彼の叫びで満たされていた

「何をしたらいいんだ!」
「一体何ができるんだ!」
「何をすればいいんだ!」
「何をしなければならないんだ!」

ストロベリーワインは池の中
ストロベリーワインは池の中

ある晩彼は夢を見た 不思議な夢を
驚くべき夢を 神秘的な夢を

彼は見たこともない大きな海に漂っていた
イルカがストロベリーワインに優しく微笑みかけた
紛れもなく彼は鯨だった

突然彼の体は水面から離れ
大気圏外へ真っ直ぐ登っていった
彼はあまりの美しさに涙を流し
その涙の雫は星に姿を変えた

BARAKA歌詞の世界(14)Sorrow for Tomorrow

歌詞の世界、次は日本語歌詞のSorrow for Tomorrow。
セカンドアルバムに収録されて以来の登場となります。以前紹介したAnt Lionもそうですが、この曲も日本語歌詞バージョンのみですね。
タイトルはなんとなく訳しにくいですね。「明日のための悲しみ」というとなんとなくそれっぽいですが、分かったような分からないような。ただ、歌詞を見ていくと、「光の向こうへ あなたは消えた」という部分があるので、誰かとの別れ、そしてその悲しみを表現していると思われます。「もがくぼくの涙」という歌詞もそんな印象ですね。
曲全体のしっとりとした雰囲気とも相俟って、何か心の底に染みていく、深くて重い悲しみが感じられます。ただ、それが誰に、もしくは何に対してなのかは読み解けません。
というか、読み解かない方が良いんでしょうね。聴いている人たちそれぞれの心に、どこか共感する何かがあれば、という思いなのかも、ですね。じっくり味わって聞いてみてください。


Sorrow for Tomorrow

横たわる沈黙と
絡み合う記憶
やわらかな影だけが
現実を纏う

海鳴りの底
したたる銀の水

戯れる煙と
響かぬ滴

光の向こうへ
あなたは消えた

Sorrow for Tomorrow
もがくぼくの涙
今を流れ

Sorrow for Tomorrow
閉じるあなたの声
今を流れてる

歴史の欠けらを
隠した扉
ぶつけて弾けて
砕けた時間

光の向こうへ
あなたは消えた

Sorrow for Tomorrow
軋むぼくの鼓動
今を溶かす

Sorrow for Tomorrow
滲むあなたの空
今を溶かしてく

Sorrow for Tomorrow
もがくぼくの涙
今を流れ

Sorrow for Tomorrow
閉じるあなたの声
今を流れてる

流れてる
流れてる

BARAKA歌詞の世界(13)Vampire

BARAKA歌詞の世界、続きましてはVampire。BARAKA IVに収録されて以降取り上げていなかったので、歌入りベストで久々の登場です、もっとも、実は最近のライブでも演奏したりしていますので、そこで聞かれた方もいるかもですね。
いきなり「人間になりたい」という悲痛な(?)叫びから入るこの曲ですが、タイトルにある吸血鬼(ヴァンパイア)って、いったいどの吸血鬼なのでしょうか。
ヒントは「人間になりたい」という歌詞です。なんとなく聞き覚え、ないですが?頭に「早く」をつけると、もしかしたら「あー」と思われる方もいるかもしれません。そう、「妖怪人間ベム」のオープニングソングです!実はあの「妖怪人間ベム」がこの歌のモチーフになっています(笑)。まあ、厳密にはベムは吸血鬼ではないですけどね。半分人間、半分妖怪、という意味では確かにぴったりです。
妖怪人間ベムという番組自体、覚えている人いますかね。先ほどの歌詞も入っているオープニング曲や、おどろおどろしい雰囲気の絵が印象的でした。関東地区では月曜日の夜7時半からフジテレビで放映されていたんですね。そしてさらに調べてみると、同時期に手塚治虫の漫画「バンパイヤ」がテレビドラマ化されています(これもフジテレビ)。まあ、どうでもよい情報ですが(笑)、なんとなく時代を感じますね。

そんな番組から、当時の依知川伸一少年は何を思ったのでしょうか。
じっくり歌詞を、そして曲を味わってください。あ、英語の歌詞の下に日本語訳、ついています(他の歌詞の世界もそうなっています)。


Vampire

I wanna be, I wanna be,
I wanna be human being
I wanna be, I wanna be, I wanna be,
I wanna be human being

I’m half man half-vampire
A day has gone – I’m left alone
I’m half man half-vampire
A century has gone – I’m left alone

I’ve forgotten my birthday
I only know it was in winter
Thousands of years have passed by
I built a mountain of good deeds one after another
And became able to live without sucking blood

I’m half-man half-vampire
A year has gone – I’m left alone
I’m half-man half-vampire
A millennium has gone – I’m left alone

I wanna be, I wanna be,
I wanna be human being
I wanna be, I wanna be, I wanna be,
I wanna be human being

I’m half man half-vampire
A day has gone – I’m left alone
I’m half man half-vampire
A century has gone – I’m left alone

Among the monster beings the human is an idol
We can’t have goals
Because we can never die
Some of my friends stopped trying to be human
Because of the modern ways
Yes, sometimes I can’t understand you
But I wanna believe in you

人間に 人間に 人間になりたい
人間に 人間に 人間に 人間になりたい

俺は半分人間 そして半分吸血鬼
1日が過ぎて行く 俺は取り残されたまま
俺は半分人間 そして半分吸血鬼
100年が過ぎて行く 俺は取り残されたまま

誕生日は忘れてしまった
冬だったってことは知っているけど…
幾千年が俺の側を通り過ぎていった
俺は善行を重ね
血を吸わないでも生きていけるようになった

俺は半分人間 そして半分吸血鬼
1年が過ぎて行く 俺は取り残されたまま
俺は半分人間 そして半分吸血鬼
1000年が過ぎて行く 俺は取り残されたまま

人間に 人間に 人間になりたい
人間に 人間に 人間に 人間になりたい

俺は半分人間 そして半分吸血鬼
1日が過ぎて行く 俺は取り残されたまま
俺は半分人間 そして半分吸血鬼
100年が過ぎて行く 俺は取り残されたまま

妖怪たちは人間にあこがれている
彼らは死ぬことができないから
目標をもつことができないのだ
友人の何人かは最近の人間を見て
人間になることをあきらめてしまった
そう俺も時々あなたがたが分からなくなる
でも俺はあなたがたを信じたい